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ゴーン被告逃亡支援の親子引き渡しへ 犯人隠避容疑などで逮捕状

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カルロス・ゴーン被告(ロイター)
カルロス・ゴーン被告(ロイター)

 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(66)のレバノンへの逃亡を手助けしたとして、米国で拘束された米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)が、近く日本側に引き渡される可能性があることが27日、関係者への取材で分かった。東京地検は今月下旬に検事らを米国へ派遣。米国側から身柄の引き渡しが実現すれば、2人を犯人隠避などの疑いで逮捕するとみられる。

 会社法違反などの罪で起訴され保釈中だったゴーン被告は令和元年12月、日本からプライベートジェット(PJ)で不正に出国。マイケル容疑者ら3人が逃亡の手助けをしたなどとして、東京地検特捜部は昨年1月、逮捕状を取得した。米当局は昨年5月、日本政府の要請に基づき米国内で両容疑者を拘束。日本側は犯罪人引渡条約に基づき米国に身柄の引き渡しを請求し、マサチューセッツ州の連邦裁判所が引き渡しを可能だと判断、国務省が10月に移送を決定していた。

 これに対し、弁護側は「不当な取り扱いを受ける恐れがある」として移送の差し止めを求めたが、連邦地裁は今年1月、申し立てを棄却し、ボストン連邦高裁、米最高裁も支持した。

 米当局が裁判所に提出した文書によると、ゴーン被告は保釈中だった元年12月29日、マイケル容疑者らの協力を得て音響装置用の箱に身を隠し、関西国際空港からPJで出国。トルコ・イスタンブールで別のジェット機に乗り換えてレバノンに入った。

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