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ミャンマー国軍、「国家顧問」職を廃止

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26日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで、抗議活動の参加者らをビデオや写真に収める警察官(AP)
26日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで、抗議活動の参加者らをビデオや写真に収める警察官(AP)

 【シンガポール=森浩】クーデターで実権を握ったミャンマー国軍は26日までに、アウン・サン・スー・チー氏が就いていた国家顧問の役職を廃止した。スー・チー氏の権限を剥奪することで、影響力低下を図る狙いがある。

 ミャンマー憲法の規定では、外国籍の子供がいるスー・チー氏は大統領になれない。スー・チー氏は2016年の国民民主連盟(NLD)政権成立の際、国家顧問府という機関を設立。国家顧問を名乗ることで事実上の政権トップの座に就いた。政府関係者によると、クーデター後の最高意思決定機関「国家統治評議会」が廃止を決めたという。

 また、国軍が任命した選挙管理委員会は26日、NLDが大勝した昨年11月の総選挙の結果を正式に取り消した。国軍は総選挙で不正があったと主張しており、意向に沿った形だ。

 国軍をめぐっては米会員制交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(FB)が25日、国軍によるFB利用を全面的に禁止した。同社は声明で「国軍に使用を認めるリスクはあまりに大きい」と説明。国軍と関係のある企業も利用禁止にした。

 ミャンマー国内では25日から、最大都市ヤンゴンなどで国軍支持派によるデモが広がっており、クーデターに反発するデモ隊と衝突する場面も起きている。地元メディアは国軍支持派が武器を携帯している様子を報じており、治安状況は悪化している。

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