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「選手、東京五輪開催疑わず」 露専門家、アンドレイ・ミチコフ氏

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ロシアのスポーツ専門家、アンドレイ・ミチコフ氏
ロシアのスポーツ専門家、アンドレイ・ミチコフ氏

 2014年のソチ冬季五輪でロシア・スポーツ省で広報業務に従事し、現在はロシア選手のマネジメントに携わるアンドレイ・ミチコフ氏が産経新聞のインタビューに応じ、東京五輪に向けた選手らの心境や準備状況などを語った。(モスクワ 小野田雄一)

 --五輪開催が不透明な中、選手たちの状況は

 「コロナ禍で新たな状況が生じた昨年は、選手たちは五輪開催の見通しに神経質になっていた。しかし、2年目の現在は平静で普段通りだ。問題が解決されたわけではないが、どのように行動すべきか、かなり明白になった。選手たちは五輪の開催を疑っていない。これは日本および国際オリンピック委員会が『東京五輪は開催する』と発信しているためだ」

 --選手の準備状況は

 「昨年に比べれば、かなり計画通りに進んでいる。ロシアでは中央・地方の練習施設が稼働している。例えば、競泳トップ選手のチュプコフはモスクワ近郊の施設で練習している。選手は施設外で買い物をしたり、家族と会ったりすることが禁じられるなど特別の規則があり、制限はあるが、選手たちは既に慣れており、否定感情はない」

 「選手にとっての不安要素は、世界的な競技会の中止が相次いでいることだ。ロシア国内ではコロナに対応した競技会が開催され、選手たちはどう準備すべきか理解している。しかし、他国の状況は不透明だ。例えばフィギュアスケートでは、クロアチアでの欧州選手権が中止とされた一方、スウェーデンでの世界選手権は実施予定だ。両国の(コロナの)状況はそれほど変わらないというのにだ」

 --選手たちは練習が不十分な状態で試合に臨み、けがを心配しているのでは

 「必要な練習は行われているといえる。厳しい制限があった時期も、選手たちは自宅やオンラインの練習プログラムなどで可能な限りの練習をしていた。けがはどんな状況でも起き得るもので、選手は常にそのことを理解している」

 --選手たちの状態が必ずしも十分でない状況下での金メダルの価値について

 「基本的に、選手たちは1年前には開催予定日を知っており、準備には十分な時間だ。もちろん全ての選手が理想的な状態で試合に臨めるわけではないが、選手たちは自分にできる全てをしようとしている」

 --体が資本のスポーツ選手は、新型コロナワクチン接種をどう考えているか

 「ワクチン接種が義務付けられなかった場合でも、選手たちは五輪開幕の前に接種を望むだろう。コロナ感染が判明して、試合に参加できないような不測の事態を避けるためだ」

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