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世界のコロナ新規感染者、6週連続減少 変異株は地域を拡大

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 【ロンドン=板東和正】新型コロナウイルスの世界全体の新規感染者数が6週間連続で減少した。一方で、感染力が強いとされる変異株が感染地域を広げており、感染再拡大への警戒感も強まっている。

 世界保健機関(WHO)によると、15~21日の1週間に報告された新規感染者数は世界全体で約249万人と前週に比べ、約10%減。6週連続で前週を下回った。累計感染者数が世界最多の米国だけを見ても、15~21日の新規感染者数が約48万人と6週連続で減少した。米国に次いで多いインドは1月18日の週以降、1週間の新規感染者数が10万人未満で推移している。

 米国では、バイデン米大統領が1月の就任以降、マスク着用や社会的距離の確保などの感染対策を強化。英メディアによると、休暇シーズンが終わり、国内外の移動が少なくなったことも感染者減少につながっているとみられるという。

 また、米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は今月12日、感染者数の減少の要因の一つとして「ワクチン接種数の継続的な拡大」をあげた。英統計専門サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、25日時点のワクチンの接種回数は米国が6646万回と最も多く、2位の中国(4052万回)を大きく引き離している。

 欧州で累計感染者数が最多の英国も15~21日の新規感染者数が約7万8000人と6週連続で減少した。1月上旬から実施しているロックダウン(都市封鎖)の効果が出ているとみられる。

 一方、WHOによると、今月23日時点で、英国の変異株が101の国・地域で、南アフリカの変異株は51の国・地域で確認された。1月25日時点では英国型は70の国・地域、南アフリカ型は31の国・地域で確認されており、約1カ月間で感染地域を広げた。テドロス事務局長は23日、変異株に対してワクチンの有効性が低下する可能性を指摘。変異株が広がれば「(感染が拡大する状況に)戻ってしまうかもしれない」と述べた。

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