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トランプ氏に有罪評決を、民主議員団「有罪にしないと同じこと繰り返す」 弾劾裁判3日目

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 9日、米ワシントンの連邦議会議事堂の周辺で警戒に当たる兵士(AP)
 9日、米ワシントンの連邦議会議事堂の周辺で警戒に当たる兵士(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米連邦議会議事堂襲撃事件を扇動したとして弾劾訴追された共和党のトランプ前大統領をめぐる弾劾裁判は3日目となる11日、検察官役の民主党下院議員団が2日目の冒頭陳述を行った。

 議員団を率いるラスキン議員は「仮にトランプ氏が公職に復帰して再び反乱を扇動した場合、私たちが責任を負うことなる」と述べ、トランプ氏に有罪の評決を下すべきだと訴えた。

 民主党議員団は2日間にわたる陳述で、トランプ氏が選挙運動の初期段階から1月6日の事件当日まで支持勢力に対し、「選挙に不正がある」と具体的根拠のない主張を繰り返し訴えてきたと指摘した。

 また、民主党のバイデン候補(現大統領)の当選を確定する手続きが行われた議会に突入するよう扇動したとされる一連の流れについて、襲撃の様子を撮影したビデオ映像や、トランプ氏自身や支持勢力の発言などから証明を図った。

 民主党議員団の一人であるリュー下院議員は「トランプ氏が2024年の大統領選に立候補して敗北した場合、同じことが繰り返されるだろう。それを恐れている」と警告した。

 民主党議員団による冒頭陳述はこの日で終了し、12日からはトランプ氏の弁護団による冒頭陳述が行われる。民主党議員団と同じく2日間で最大計16時間の陳述時間が設けられているが、トランプ氏の関係者によると12日で陳述を終わらせる予定という。

 その後、陪審員役の上院議員から最大4時間の質問、最終弁論などを経て評決が行われる。

 民主党の冒頭陳述に対しては一部の共和党議員は米メディアに「説得力があった」と発言した。ただ、弾劾裁判の合憲性をめぐる初日の採決で、民主党と一緒に賛成票を投じた共和党上院議員は6人にとどまり、有罪評決が下される可能性は低いとみられている。

 一方、上院民主党トップのシューマー院内総務は11日、上院が無罪評決を下した場合は別の手段でトランプ氏を処罰する方策を検討することを示唆した。ロイター通信によると、米憲法修正14条に基づき、反乱に関与した当局者が公職に就くのを禁じる措置を講じる可能性があるという。

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