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民主党、トランプ氏を「扇動司令官」と非難 米弾劾裁判2日目

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9日、米ワシントンの上院で開かれたトランプ前大統領の弾劾裁判審理(米上院テレビ提供、AP=共同)
9日、米ワシントンの上院で開かれたトランプ前大統領の弾劾裁判審理(米上院テレビ提供、AP=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米連邦議会議事堂の襲撃事件を扇動したとして、弾劾訴追された共和党のトランプ前大統領の弾劾裁判は2日目となる10日、検察官役の民主党下院議員団による冒頭陳述が上院で行われた。

 民主党議員団はこれまで未公表だった監視カメラなどの動画を公開。トランプ氏の支持者ら暴徒たちが、上下両院議員らに危害を加えようとして議事堂の内部を動きまわる様子を紹介し、議員らに身の危険が迫っていたことを強調した。

 民主党議員団はまた、トランプ氏が昨年の大統領選の期間中、「選挙で不正が行われる」「負けるのは、選挙が(不正で)盗まれたときだ」などと繰り返し訴え、支持勢力に選挙への誤った不信感を植え付けたと指摘。事件当日のかなり前から計画的に支持者をあおったとして、トランプ氏は米軍最高司令官ならぬ「扇動司令官」だと非難した。

 民主党議員団の冒頭陳述は11日も引き続き行われ、その後はトランプ氏の弁護団が計16時間にわたって冒頭陳述を行う予定。

 一方、トランプ氏が1月、南部ジョージア州での大統領選の投票結果を覆すよう同州のラフェンスパーガー州務長官に電話で圧力をかけたとされる問題で、州都アトランタを擁する同州フルトン郡の検察当局は10日、刑事事件として捜査に着手したことを明らかにした。この問題は、下院が1月に可決した弾劾訴追決議(起訴状に相当)でも、弾劾裁判でトランプ氏に有罪評決を下すべき理由の一つとして指摘されている。

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