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トランプ氏の弾劾裁判開始へ 16日にも評決

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米ワシントンで連邦議会議事堂になだれ込むトランプ大統領の支持者(ロイター=共同)
米ワシントンで連邦議会議事堂になだれ込むトランプ大統領の支持者(ロイター=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米前大統領の支持勢力による1月6日の連邦議会議事堂の襲撃・占拠事件を扇動したとして、トランプ氏の責任を審理する上院(定数100)の弾劾裁判は9日午後1時(日本時間10日午前3時)に始まる。これに先立ち民主、共和両党の上院トップは8日、裁判の進め方で合意。早ければ16日にも評決が下される見通しとなった。

 新型コロナウイルスの追加対策の審議を優先するため、両党は弾劾裁判の「迅速な審理」で一致。与党・民主党のシューマー上院院内総務によると、まず弾劾裁判をめぐる憲法の規定が退任したトランプ氏に適用されるかを審理し、採決で過半数の賛成で裁判が合憲と認められる見通し。

 弾劾裁判の冒頭陳述は翌10日正午から始まり、検察官役の民主党下院議員団9人と、トランプ氏の弁護団がそれぞれ2日間で最長16時間、計4日間で最長32時間の陳述を行う。その後、上院議員による最大4時間の質問、最終弁論を経て評決。民主党議員団はトランプ氏に裁判での証言を求めたが弁護団が拒否した。

 民主党議員団とトランプ氏の弁護団は8日、それぞれ書面を提出。議員団は同氏が1月6日の集会で「死ぬ気で戦わなければ国を失う」と述べて支持勢力に議事堂襲撃を扇動したと主張。弁護団は、発言に扇動の意思はなかったとした。

 歴代大統領で任期中に2度、弾劾訴追されたのはトランプ氏が初めてで退任後の弾劾裁判も初。結果は2024年大統領選への出馬に意欲を示す同氏の政治的将来を左右することになる。与野党が50対50の上院で同氏を有罪とするには共和党から17人以上の賛成が必要だが、同党内でのトランプ氏の支持は根強いことから、無罪となる公算が大きいとみられる。

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