PR

バイデン米大統領、東京五輪開催「科学に基づき判断を」

PR

バイデン米大統領=8日、ホワイトハウス(ロイター)
バイデン米大統領=8日、ホワイトハウス(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】バイデン米大統領は8日までに、新型コロウイルスの感染状況を受けて開催に懐疑論が出ている今夏の東京五輪について、「安全に開催できるかどうかは、科学に基づくべきだ」と述べた。バイデン氏が東京五輪について言及したのは大統領就任後初めて。米国は最大規模の選手団を派遣するだけに、各国の動向に影響を与えそうだ。

 バイデン氏の発言はラジオ番組のインタビューによるもので、7日に行われた米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦「スーパーボウル」でのハーフタイムショーで流された。

 バイデン氏は、菅義偉(すが・よしひで)首相と東京五輪について話し合ったとし、「彼は安全に開催できるように一生懸命、頑張っている」とした。日本側は、日本時間の1月28日に行われた日米首脳の電話会談で、東京五輪は話題にならなかったと説明していた。

 バイデン氏は出場選手にも配慮を見せ、「想像してみてほしい。たった一度のチャンスのため4年間努力してきた五輪選手たちが、その機会を突然失ってしまったら。どんなにつらいことだろう」と述べた。

 一方で、政権の最大課題として取り組んでいる新型コロナ対策を念頭に、「われわれは科学に基づいて行動する政権だ。他の国々もそうだと思う」と言及。科学的知見に基づいて開催の是非を判断をするべきとの考えを示しつつ、「開催可能だと願っているが、まだ分からない」と述べた。

 バイデン政権はこれまで東京五輪の開催や選手団派遣について「私たちの計画は何ら変わっていない」(サキ大統領報道官)との立場だったが、バイデン氏の発言は、選手団の安全を求める声が強まっていることも背景にあるとみられる。

この記事を共有する

おすすめ情報