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G・シュルツ元米国務長官が死去 レーガン政権で冷戦終結に貢献

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死去したジョージ・シュルツ氏(ゲッティ=共同)
死去したジョージ・シュルツ氏(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】レーガン米政権で国務長官を務め、東西冷戦の終結に向けて重要な役割を果たしたジョージ・シュルツ氏が6日、西部カリフォルニア州で死去した。100歳。同氏が所属していたスタンフォード大フーバー研究所が7日発表した。

 1920年、東部ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。プリンストン大を卒業後、第二次大戦中の海兵隊勤務(42~45年)を経てマサチューセッツ工科大で博士号を取得。シカゴ大経営大学院の学部長を務めた後、69~74年にニクソン政権で労働長官、行政管理予算局(OMB)の初代長官、財務長官を歴任した。

 74~82年に米建設大手ベクテルの社長を務めた後、レーガン政権下の82~89年に国務長官として、当時のレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長による核軍縮などの緊張緩和路線を後押しした。

 国務長官だった当時、中曽根康弘政権で外相だった安倍晋太郎氏を自宅に招いて親交を深めた。

 政界引退後は、2000年大統領選で当選した息子ブッシュ候補の外部顧問を務めたほか、07年にキッシンジャー元国務長官らと一緒に「核兵器なき世界」の実現を提唱し、オバマ元大統領(在任09~17年)の核政策に影響を与えた。

 ブリンケン国務長官は声明でシュルツ氏について「伝説的存在だ。国務長官として、冷戦を平和的に終結させるという、最も偉大な地政学的業績の実現に貢献した」とたたえた。

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