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東京五輪「開催信じる」 英国の女子飛び込み選手

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 開幕まで半年を切った東京五輪を目指す英国女子板飛び込みのマリア・パップワース(19)が産経新聞の取材に応じ、ワクチン接種が五輪開催を後押しするとの期待を語った。昨年7月の英国選手権を制した有望株は現在、ロンドン東部にある「アクアティクスセンター」で週6日、練習を行っている。新型コロナウイルス禍の収束が見通せない中、トレーニング用具を消毒するなど感染予防に細心の注意を払っている。(ロンドン=板東和正)

 ロンドンを含むイングランドでは1月から、3度目の「ロックダウン(都市封鎖)」が行われいる。ただ、パップワースは五輪代表の最有力候補との期待が高く、施設での練習が特別に許可された。

 コロナ禍が世界的に広がった昨年は、3月から数カ月間も施設を使えず、自宅でのトレーニングで体力を維持したという。東京五輪の延期が決まったときはくじけそうになったものの、「自分の弱点を分析するために、時間を有効活用しようと前向きに考えた」と振り返る。新たな技術を学ぶことにもつながり「延期されなければ、ここまで自分を進歩させられなかった」と収穫も口にした。

 今年に入っても感染は広がり続けており、英国ではロックダウンの影響で代表選考会の開催時期さえ決まっていない。

 東京五輪の中止も覚悟しているというパップワースは「(感染拡大の)重大な事態を軽く見ないことが重要だ」とした上で、開催の可否については国際オリンピック委員会(IOC)などの判断を受け入れる考えを強調した。

 一方で「もしワクチンが(感染抑制に)十分効果的で、選手らが利用可能であれば、五輪を開催できると信じている」と望みも捨てていない。選手へのワクチン接種が始まれば、自身も接種を希望するという。

 開催が決まった場合は、「選手やボランティアを含めた全ての人が安心できる、安全な大会になってほしい」。19歳の面差しに影はなく、「出場がかなえば大会に全力で臨み、一瞬一瞬を楽しみたい」と意気込んだ。

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