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安倍首相辞意にロシア「非常に残念」 プーチン氏と「輝くような関係」

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2019年6月、G20大阪サミットでロシアのプーチン大統領(左)を迎え、握手する安倍首相=大阪市
2019年6月、G20大阪サミットでロシアのプーチン大統領(左)を迎え、握手する安倍首相=大阪市

 【モスクワ=小野田雄一】安倍晋三首相の辞任表明について、ロシアのペスコフ大統領報道官は28日、「ロシアは非常に残念だと思っている。安倍氏の後任が露日関係をさらに発展させることを期待している」と述べた。イタル・タス通信が伝えた。ペスコフ氏は「プーチン大統領と安倍氏の間には、仕事を成し遂げるための輝くような関係があった」とも述べた。

 国内での求心力低下に悩むプーチン政権が、北方領土問題で日本に「譲歩」できる状況にはない。それにも関わらず、安倍首相が領土問題解決と平和条約の締結に熱意を持ってきたことをロシアは歓迎してきた。

 クリミア併合で欧米との関係が悪化したロシアにとって、先進7カ国(G7)の一員である日本との良好な関係は貴重だった。日露交渉に応じることで、日本から資本や技術を引き出せるとの思惑もあった。

 プーチン政権は日本との間に領土問題は存在しないとの主張を強め、7月発効の改正憲法には「領土割譲禁止」の条項も盛り込まれた。ロシアは安倍首相の退陣で日本側の対露感情がいっそう冷え込むことも見越し、日本との関係を検討していくとみられる。

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