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出版予定の米政権内幕本、トランプ氏が差し止め訴訟へ

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ボルトン前大統領補佐官(AP)
ボルトン前大統領補佐官(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は15日、自身と対立して辞任したボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が政権の内幕を描いた著書の出版を予定していることに関し「大統領である私との会話は全て重要機密事項だ」と述べ、出版差し止めを求める訴訟を起こす考えを明らかにした。

 ボルトン氏の著書は当初、3月に出版される予定だったが、事前に内容を審査したホワイトハウスが「国家機密に当たる記述が含まれている」として修正を求め、出版が今月23日に延期されていた。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「出版は違法であり、ボルトン氏は犯罪に問われる」と主張。「彼が本を書いたことに多くの人たちが腹を立てている」とも語った。

 トランプ氏に同席したバー司法長官は、出版差し止めが可能かどうかに関し、元政府高官が著書を発表する際に義務付けられている許可手続きが完了していないとし、「違反に相当する」と指摘した。

 米メディアによると、ボルトン氏は著書で、トランプ氏がウクライナ疑惑のような米国の安全保障を危険に陥れるような行動を繰り返してきたと指摘しているとされ、11月の大統領選で再選を目指すトランプ氏に打撃となりかねないとの指摘が出ている。

 ボルトン氏は2018年4月に補佐官に就任したが、アフガン和平問題などでトランプ氏と対立し、19年9月に辞任した。トランプ氏は「私の方から解任した」と主張している。

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