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フリン元大統領補佐官の起訴取り下げ ロシア疑惑で米司法省

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元大統領補佐官フリン被告(ロイター)
元大統領補佐官フリン被告(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】米司法省は7日、ロシア疑惑の捜査で連邦捜査局(FBI)に偽証した罪に問われた元大統領補佐官、マイケル・フリン被告について起訴を取り下げた。一時は罪を認めて司法取引を交わした被告の起訴取り下げは異例。

 フリン元補佐官はトランプ政権初代の国家安全保障問題担当の大統領補佐官。2016年の大統領選でトランプ陣営に参加し、ロシア政府と同陣営の共謀疑惑の中心人物の1人だった。

 司法省は7日に裁判所へ提出した文書で「合理的な疑いを超えて事件を証明する十分な証拠がないとの結論に達した」と指摘し、起訴を取り下げた。

 トランプ氏は7日、記者団に対し「彼は無実だ。偉大な戦士だ。このようなことは起きてはならなかった」と述べた。トランプ氏はフリン元補佐官について、政権への役職への再起用を検討していることを明らかにしていた。

 フリン元補佐官は17年、ロシア疑惑をめぐるFBIの取り調べで嘘の供述をしたとして刑事訴追された。いったん罪を認めて捜査に協力する司法取引を交わしたが、今年1月に立場を変えて無罪を主張。4月末には、FBIがフリン氏に偽証するよう誘導したことを示す内部文書が公表されていた。

 フリン氏は政権発足前に駐米ロシア大使(当時)と接触したことが問題視されて、補佐官就任から1カ月足らずで事実上解任された。

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