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イラクの駐留米軍基地に攻撃 3人死亡 BBC報道

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 【カイロ=佐藤貴生】イラクの首都バグダッドの北方タージにある米軍などが駐留する基地に11日、ロケット弾18発が撃ち込まれ、英BBCテレビ(電子版)は軍兵士ら米国人2人と英兵1人が死亡、少なくとも12人が負傷したと伝えた。

 トランプ米政権は昨年12月末、イラク北部の基地へのロケット弾攻撃で米国人が死傷したのを受け、イランに近いイスラム教シーア派武装組織「神の党旅団」(カタイブ・ヒズボラ)の拠点を空爆。今年1月にはバグダッドで隣国イランの革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官らを殺害した。再び死傷者が出たことで米、イランの軍事的緊張が高まる恐れが強い。

 11日のロケット弾攻撃の後、正体不明の戦闘機がイラク国境に近いシリア東部アブカマルなどを空爆した。別の武装組織の活動地域とされ、米などによる報復の可能性がある。イラクではシーア派武装組織によるとみられる米軍駐留基地へのロケット弾攻撃がしばしば起きていた。

 イランは1月、司令官殺害の報復としてイラクの駐留米軍基地2カ所にミサイル十数発を撃ち込んだ。死者はなかったが、100人以上の米兵が脳の不調を訴える被害が出た。また、イラク国会は司令官殺害は主権の侵害だとして、米軍など外国軍部隊の駐留終了を求める決議を採択した。

 イラクにはスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)との戦闘支援などのため、米兵約5千人と英兵など数百人が駐留している。

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