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米中貿易合意の実施が遅れる可能性 米政府高官

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インタビューに答えるクドロー米国家経済会議委員長=7日、ワシントン(AP)
インタビューに答えるクドロー米国家経済会議委員長=7日、ワシントン(AP)

 【ワシントン=塩原永久】クドロー米国家経済会議委員長は7日、新型コロナウイルスの新型肺炎拡大で、中国が「第1段階」貿易合意で約束した米産品の輸入に、遅れが出る可能性があると明らかにした。中国で運輸や生産活動の停滞がみられるため。新型ウイルスによる米中貿易や世界経済への悪影響の懸念が広がる中、米政府は同日、中国などへの支援に最大1億ドル(約110億円)の資金を準備したと発表した。

 トランプ米大統領は6日夜に中国の習近平国家主席と電話で会談した。トランプ氏は7日、記者団に「中国は素晴らしい対応をしている」と述べ、米政府が中国と協力して新型ウイルス問題に対処していく考えを示した。

 クドロー氏は米ブルームバーグ通信のインタビューで電話会談の内容を説明。習氏がトランプ氏に対し、米中貿易合意の一環である米農産品などの大規模購入が遅れる恐れがあると話したという。ただ、習氏は、購入額の数値目標は達成されるとの見通しも示したとクドロー氏は明かした。

 一方、米政府が表明した支援金は、中国や新型ウイルスの影響を受けている国に直接提供したり、世界保健機関(WHO)などの国際組織を通じたりして実施する。ポンペオ米国務長官は7日の声明で、「(資金支援は)米国の強いリーダーシップを示すものだ」とし、資金には民間からの寄付も含まれていると説明した。米政府は、寄付されたマスクなど医療関連品の約18トンを、すでに中国に送ったとしている。

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