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EUがイラン核合意維持で合意 トランプ氏の離脱要求に反発

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10日、EU緊急外相理事会が開かれたブリュッセルのEU本部前で、デモを行うイラン反体制派組織、国民抵抗評議会の支持者(共同)
10日、EU緊急外相理事会が開かれたブリュッセルのEU本部前で、デモを行うイラン反体制派組織、国民抵抗評議会の支持者(共同)

 【パリ=三井美奈】米国とイランが対立を強める中、欧州連合(EU)は10日、ブリュッセルで緊急外相理事会を開き、「イラン核合意」を維持する立場を確認した。トランプ米大統領が8日、英独仏などに核合意離脱を求め、イランと新たな合意を結ぶよう提案したことに対し、欧州側は一斉に反論した。

 記者会見したボレルEU外交安全保障上級代表は、「新たな戦争を起こしてはいけない。関係国に最大限の自制を求める」と述べ、危機解決に向けて外交努力を進める方針を示した。トランプ氏の提案に対しては、「核合意は最終的にだめになるかもしれない。だが、そんな事態を回避すべきというのが全体の見解だ」と主張。無制限にウラン濃縮を行うと表明したイランに対し、合意順守を改めて求めた。

 ルドリアン仏外相は10日、理事会前に仏ラジオで米国の核合意離脱は「悪い決定」だと批判し、「合意が崩壊したら、イランは1、2年内にも核武装に突き進む」と警告。マース独外相は「核合意が未来を見出すには、イランの順守が必要」と訴えた。

 理事会には北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も参加した。トランプ氏が8日、NATOに中東関与を強める方針を示したことに関し、「結論を出すのは早すぎる。我々は国際テロとの闘いですでに多くのことをやっている」と述べた。

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