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国連総長が広島訪問へ 原爆の日、五輪閉会式も

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2018年8月、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で献花する国連のグテレス事務総長=長崎市の平和公園
2018年8月、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で献花する国連のグテレス事務総長=長崎市の平和公園

 国連のグテレス事務総長が、8月6日に広島市で営まれる「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」に参列してから、9日の東京五輪閉会式に出席したい意向を日本側に伝えていることが5日、分かった。グテレス氏は2018年に現職事務総長として初めて長崎市の式典に参加しており、平和の祭典である五輪を機に「核なき世界」を目指す意思を世界に訴える考えとみられる。複数の関係者が明らかにした。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長も五輪の聖火リレーに合わせ5月に広島を訪問する方向。ローマ教皇フランシスコが長崎と広島で核廃絶を訴えた昨年に続き、五輪イヤーも被爆地から平和希求のメッセージを発信する動きが広がりそうだ。

 1990年代から、国連事務総長は五輪の開会式に出席するのが通例だった。しかし、グテレス氏は五輪休戦決議が採択された昨年12月の国連総会の際に、広島の式典にも参列するため、7月24日の開会式ではなく日程が近接する閉会式に出席する希望を日本側に伝えた。

 日本側はグテレス氏の広島訪問を歓迎しているが、大会組織委員会には慣例通り開会式に招きたいとの声もあり、今後日程が調整される見通し。

 グテレス氏は18年8月9日、長崎市の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に出席。「核廃絶は国連の最優先課題だ」と述べ、軍縮進展の重要性を強調した。広島市の平和記念式典に参列すれば、国連事務総長としては10年の潘基文氏以来となる。

 バッハ氏も広島で関連施設を訪れる予定。聖火が広島県を通るのは5月18、19両日で、原爆投下日に生まれ64年東京大会で聖火リレーの最終走者を務めた坂井義則さんの出身地三次市を出発。広島市の平和記念公園も舞台となる。

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