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ロシア、極超音速兵器を初の実戦配備 「米のミサイル防衛(MD)突破可能」

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発射直後のロシアの大陸間弾道ミサイル(ICBM)(ロシア国防省広報サービス提供・AP)
発射直後のロシアの大陸間弾道ミサイル(ICBM)(ロシア国防省広報サービス提供・AP)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのショイグ国防相は27日、プーチン大統領に対し、極超音速兵器「アバンガルド」を搭載したミサイルが初の実戦配備に就いたと報告した。同日、露国防省が発表した。

 アバンガルドは大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載される弾頭で、核兵器の運搬が可能。露国防省は、音速の20倍以上の速度で不規則に飛行し、米国のミサイル防衛(MD)システムを突破できるとしている。アバンガルドを搭載したミサイルは、露南部オレンブルクの部隊に配備されたという。

 プーチン氏は24日、「極超音速兵器を保有するのは世界でロシアだけだ」などと誇示していた。

 一方でロシアは、2021年に期限が切れる米露間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長に米国が応じる場合、アバンガルドを条約の規制対象に含めることが可能だとも表明している。8月に中距離核戦力(INF)全廃条約が失効した中で新STARTも失効すれば、ロシアは米国との本格的な軍拡競争に直面する可能性がある。国力で劣るロシアには条約延長でそうした事態を避けたい思惑があるとみられる。

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