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露・ウクライナ和平協議、物別れ 首脳会談に暗雲

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 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ東部で続く同国軍と親ロシア派武装勢力との紛争収束に向けたロシアとウクライナ、欧州安全保障機構(OSCE)の3者による協議が18日、ベラルーシの首都ミンスクで開かれた。ウクライナは紛争収束に関わる合意文書への署名を拒否し、協議は物別れに終わった。インタファクス通信が伝えた。

 文書は(1)親露派とウクライナは紛争地帯から戦力を撤収させる(2)親露派の実効支配地域で民主選挙を行う(3)ウクライナは親露派支配地域に強い自治権を認めた「特別な地位」を与える-などとするもの。

 ロシアは、文書へのウクライナの署名がプーチン露大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談実現の条件だとする立場を示しており、10月にも実現するとの観測が出ていたロシアとウクライナ、仲介役のドイツとフランスの4カ国の枠組みによる首脳会談の見通しは不透明となった。

 協議後、グリズロフ露代表はウクライナを「4カ国首脳会談の実現を危機にさらした」と批判。一方、ウクライナ側は、選挙の実施方法などをめぐり署名できるほどの条件が整っていないとの認識を示した。

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