PR

露が大規模軍事演習 中国も2年連続参加 米国牽制へ協調誇示

PR

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアの大規模定期軍事演習「ツェントル(中央)2019」が南部オレンブルク州などで行われている。16日から21日までの演習には中国軍が2年連続で参加。インドや旧ソ連構成国の中央アジア諸国も加わった。ロシアには中国との軍事連携の強化を誇示し、対立する米国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 ロシアには西部、南部、中央、東部の4つの軍管区があり、各軍管区が毎年持ち回りで演習を実施。極東やシベリア地域で昨年行われた演習「ボストーク(東部)2018」には中国軍が初参加した。

 イタル・タス通信によると、今年は12万人の将兵▽700両の戦車や装甲車▽600機の航空戦力▽カスピ海を管轄する海上戦力15隻-などが参加。中国は1600人の将兵や30機の航空戦力を派遣した。

 ショイグ露国防相は「演習は特定の第三国を想定したものではない」と説明。ただ、中露は7月に太平洋地域で初の戦略爆撃機による合同航空パトロールを実施するなど連携を強めており、露専門家からは「米国牽制のために中露の軍事協力が質的な新段階に入った」との指摘が出ている。

この記事を共有する

おすすめ情報