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G7サミット議長の仏大統領、イラン外相と会談へ

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 【パリ=三井美奈】フランス南西部ビアリッツで行われる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の24日の開幕を前に、サミットの議長を務めるマクロン仏大統領は23日、パリでイランのザリフ外相と会談する。サミット最大の課題となったイラン危機で米欧が対立する中、打開策を探るとみられる。

 2人の会談はザリフ氏が22日、明らかにした。訪問先のノルウェーでの記者会見でマクロン氏との会談に期待感を示し、「フランス、イラン双方から提案がある。われわれはこの提案について話すことになる」と述べた。一方で、米主導の有志連合に反発し、「ペルシャ湾に艦船を派遣し、イランを追い込もうとする狙いは明らか。だれかがわが国の海域で脅しに来たら、黙っていない」として、各国に有志連合への参加を牽(けん)制(せい)した。

 マクロン氏は21日、記者団に対し、「G7サミット前にイラン側に提案を行うため、会合を持つ」と述べた。提案の中身には触れなかった。

 イラン核合意を脱退したトランプ米政権は、イラン沖ホルムズ海峡でタンカーを護衛する「有志連合」を結成し、対イラン圧力を強めようとしている。これに対し、英独仏は「イラン核合意は維持すべきだ」との立場。マクロン氏のザリフ氏との会談は、米国、イランの対立過熱を防ぎ、中東の緊張緩和に結びつける狙いがある。だが、欧州連合(EU)離脱を控えた英国は、米主導の有志連合への参加を表明しており、欧州側も立場に差がある。

 トランプ大統領は今月上旬のツイッターで、イランと米国の仲介に動こうとするマクロン氏を批判し、「米国の代弁はできない」と不快感をあらわにしている。

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