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トランプ氏のG8復活案、英国は反対 独仏も「時期尚早」

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トランプ米大統領=20日、ホワイトハウス(AP)
トランプ米大統領=20日、ホワイトハウス(AP)

 【パリ=三井美奈】フランス南西部ビアリッツで24日に開幕する先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を前に、トランプ米大統領がロシアの復帰でG7を「G8(主要8カ国)」にするよう提案したのに対し、ジョンソン英首相は21日、訪問先のベルリンでの記者会見で「ロシア復帰の状況にない」と反対した。

 ロシアは2014年、ウクライナ南部クリミア半島を併合し、G8から排除された。ジョンソン氏は、昨年3月に英南部で起きたロシアの元情報機関員の神経剤襲撃事件を挙げて、「ロシアは英国で化学兵器を使った。ウクライナ以外の場所でも挑発行為に出ている」と批判した。

 英国は昨年9月、この事件でロシア情報機関員を容疑者として特定。ロシア側は関与を否定し、英露関係は緊張が続いている。

 また、ジョンソン氏と記者会見したメルケル独首相は、ロシアがウクライナ紛争の解決に向けて「かすかに動いている」と進展を認めた上で、G8復活は、ウクライナ紛争解決が前提だという立場を示した。

 フランスのマクロン大統領は21日、パリで記者団に「いずれはロシアを復帰させるのが適切」と述べる一方、「条件なしにロシアを復帰させれば、G7の弱体化につながる」として、メルケル氏に同調した。

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