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英首相訪独 EU離脱回避に向け、「30日内に代案を」と独首相

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笑顔で会見に臨むジョンソン英首相(左)とメルケル独首相=21日、ベルリン(ロイター)
笑顔で会見に臨むジョンソン英首相(左)とメルケル独首相=21日、ベルリン(ロイター)

 【パリ=三井美奈】ジョンソン英首相は21日にベルリンでメルケル独首相、22日にパリでマクロン仏大統領と会談した。ジョンソン氏が欧州連合(EU)離脱案の変更を要求したのに対し、メルケル氏は、30日以内に英国が代案を示すよう求めた。マクロン氏は懐疑的な姿勢を示した。

 ジョンソン氏の独仏訪問は、10月末の英国のEU離脱期限を前に、アイルランドとの国境管理問題の解決まで英国がEUの関税同盟にとどまるとした「安全策」を削除するよう、EUに再交渉を求めるのが目的だった。

 ジョンソン氏はメルケル氏との共同記者会見で「安全策は欠点がある。他の解決策を探るべき」と主張。メルケル氏は「30日以内に解決策を見いだせるのではないか。英国の提案を聞きたい」と応じた。一方、マクロン氏は記者会見で「メルケル氏の発言は、30日以内に見通しを立てるべき、ということ。われわれはよい合意ができればよいと思っている」と述べた。

 独仏首脳には温度差があるが、共に(1)EU単一市場維持(2)北アイルランド和平合意の順守-という「2つの原則」は譲れないとの立場を示した。ジョンソン氏はマクロン氏との記者会見で、「EU単一市場は重要だと理解している。それを維持しながら、EU離脱ができると思う」と述べたが、具体策は示さなかった。同和平合意は英領北アイルランドの紛争解決に向けて結ばれ、アイルランドとの間で国境検問を撤廃する基盤になった。

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