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G7サミット前に、仏露首脳が会談 米欧対立の中、ロシアと対話姿勢示す

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19日、フランス南東部ブレガンソン城塞で会談したマクロン大統領(中央)とロシアのプーチン大統領(右)(タス=共同)
19日、フランス南東部ブレガンソン城塞で会談したマクロン大統領(中央)とロシアのプーチン大統領(右)(タス=共同)

 【パリ=三井美奈】フランスで24日に開幕する先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を前に、議長を務めるマクロン仏大統領が19日、ロシアのプーチン大統領と南仏ブレガンソンの大統領別邸で会談した。米国と欧州連合(EU)の緊張関係が続く中、マクロン氏は、「新たな国際秩序を構築すべきだ」としてロシアにEUへの接近を促した。

 会談冒頭の記者会見で、マクロン氏は「ロシアは欧州だ。欧州は(ポルトガルの首都)リスボンからウラジオストクに広がる」と発言。英国のEU離脱を念頭に、EUとロシアの関係改善を訴えた。また、ウクライナ紛争解決に向け、同国と仏独露の4カ国会談を数週間内に行うよう提案した。シリア紛争の解決でもロシアの協力を求めた。

 プーチン氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領就任は「楽観的な状況」をもたらしたと述べ、4カ国会談に前向きな姿勢を示した。会見で、ロシア当局が公正な選挙を求めるデモ参加者を大量拘束していることについて聞かれると、マクロン政権に抗議するフランスの「黄色いベスト」に触れ、「このデモで負傷者が出た。そんな事態にしたくない」とかわした。

 G7首脳は2014年、ロシアによるウクライナ領クリミア半島併合を受け、ロシアをG8の枠組みから排除した。今回の仏露首脳会談は「G7サミットの課題となるイラン危機、ウクライナ問題などで、ロシアとの対話は不可欠」(仏大統領府)との立場から、マクロン氏が提案した。

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