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キルギスで前大統領拘束作戦 汚職容疑など 支持勢力と銃撃戦で死者

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 【モスクワ=小野田雄一】イタル・タス通信によると、中央アジアのキルギスで7日、同国の特殊部隊が2017年に退任したアタムバエフ前大統領の拘束作戦に乗り出した。首都ビシケク近くの同氏宅では、特殊部隊と同氏の支持勢力との間で銃撃戦を含む衝突が起き、特殊部隊員1人が死亡、50人超が負傷した。同氏の支持勢力は「特殊部隊は撃退し、数人を拘束した」としている。

 アタムバエフ氏には複数の汚職の嫌疑があり、キルギス議会は6月末、同氏の不逮捕特権などの剥奪を決定。同氏は嫌疑を否定し、強制的な拘束には抵抗する意向を示していた。キルギス国家安全保障委員会は拘束作戦を開始したことを認め、「特殊部隊はゴム弾など非殺傷兵器を装備していた」と説明。特殊部隊員の拘束は否定した。事態を受け、ジェエンベコフ大統領は休暇を切り上げ、ビシケクに戻った。

 アタムバエフ氏はバキエフ政権崩壊後の11年の大統領選で勝利し、17年まで大統領を務めた。17年の大統領選では同氏の支持を受けたジェエンベコフ氏が野党候補を破って勝利したが、その後は両氏の政治的対立が伝えられていた。

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