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国連事務総長、気候変動で強い公約を

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 国連のグテレス事務総長(左)を歓迎する安倍首相(AP)
国連のグテレス事務総長(左)を歓迎する安倍首相(AP)

 国連のグテレス事務総長が28日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の開幕に先立って大阪市内で記者会見し、「世界の緊張が高まり、経済の不透明さが増している中での難しい首脳会議になる」との認識を示した。グテレス氏は、気候変動の問題を特に強調し、世界の温室効果ガスの80%を排出するG20は「より強い公約」を打ち出すべきだと述べた。

 グテレス氏は、地球温暖化が想定以上に進んでおり、「(主要国の)政治的な意思は衰えている」と指摘。9月にニューヨークで予定される国連の「気候サミット」に向けて、各国が野心的な政策を示すよう要請した。

 国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs=エス・ディー・ジーズ)」についても、取り組みには「遅れが出ている」と危機感を示した。

 米国とロシアの新戦略兵器削減条約(新START)が2021年2月に期限切れとなる問題では、「(同条約は)核不拡散の観点できわめて重要だ」と発言。軍備管理に関する米露の交渉が早期にまとまることに期待を寄せた。

 グテレス氏は、米国が離脱を表明したイラン核合意について、「安定の要因であり、維持すべきだ」と主張。中東地域の緊張を低下させることも関係国に呼びかけた。(遠藤良介)

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