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「北朝鮮は敵」5% 一変した韓国小中高生の対北観

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 【ソウル=桜井紀雄】韓国政府が昨年、小中高生を対象に行った調査で「北朝鮮を敵と考えるべきだ」との回答が前年の41%から5・2%に激減したことが13日までに分かった。文在寅政権が南北融和に傾注し、メディアなどを通じて金正恩朝鮮労働党委員長の肯定的イメージが拡散されていることが児童・生徒に大きな影響を与えている実態が浮き彫りになった。

 調査は学校での統一教育に関し、2014年から行われてきたもので、昨年は10~12月に全国約8万3千人を対象に実施。「北朝鮮で思い浮かぶイメージ」としては17年に49・3%で最多だった「独裁・人物」が26・7%に減少し、「朝鮮民族・統一」は8・6%から24・9%と3倍近く増加した。「戦争・軍事」が29・7%で最も多かった。

 北朝鮮はどんな対象かを問う設問では「敵」との回答が減った一方、「協力すべき相手」との答えが50・9%と1割近く増えた。今回追加された「警戒すべき相手」との項目を28・2%が選択しており、前年まで「敵」と答えた一定の割合が流れた可能性がある。

 「統一はいつごろ可能か」との問いで、前年では21年以上後や不可能だとの答えが合わせて5割を超えていたが、今回は5年以内や6~10年以内との回答を合わせると47・7%に上った。統一が現実的なものと認識され始めたようだ。

 文政権に入って学校現場で北朝鮮を肯定的に扱う流れにあることも影響していると分析されている。

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