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【緊迫・南シナ海】米が「航行の自由」作戦実施 中国「重大な挑発」と反発

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 【ワシントン=黒瀬悦成、北京=西見由章】ロイター通信によると米海軍は23日、中国が軍事拠点化した南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島のミスチーフ(美済)礁付近で「航行の自由」作戦を実施した。米海軍のイージス駆逐艦「マスティン」がミスチーフ礁の人工島から12カイリ(約22キロ)内の海域を航行したとしている。南シナ海での同作戦の実施が確認されたのは今年1月以来。

 中国国防省の任国強報道官は23日、マスティンが同日、南シナ海の「関係島嶼の近接海域」に勝手に進入したとして「断固とした反対」を表明した。中国海軍のミサイルフリゲート艦2隻が対応にあたり「警告を与えて追い払った」としている。米中間の貿易摩擦が深刻化する中、軍事面でも緊張が高まりつつある。

 任報道官は「米側の挑発行為は、中国軍によるさらなる防衛能力の建設強化を促すだけだ」と述べ、南シナ海の軍事拠点化を一層進める構えを示した。

 一方、中国国防省は23日、海軍が近く南シナ海で実戦演習を行うと発表。「年度計画に従い定期的に行われるものだ」としている。中国メディアは、中国初の空母「遼寧」が初めて実戦演習に参加する可能性があると伝えた。

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