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【トランプ政権】ホワイトハウス、ヒックス広報部長の辞任発表 実業家時代からの腹心、政権に痛手

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ホワイトハウス、ヒックス広報部長の辞任発表 実業家時代からの腹心、政権に痛手

トランプ政権更新
ホワイトハウスのホープ・ヒックス広報部長=2月27日、米ワシントンのホワイトハウス(AP) 1/6枚

 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスのサンダース報道官は2月28日、トランプ大統領の最有力側近の一人であるヒックス広報部長(29)が「数週間以内」に辞任することを明らかにした。

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 元モデルのヒックス氏はトランプ氏が2016年大統領選に立候補を表明する前の実業家時代から同氏を支えた最古参の腹心。トランプ氏にとって「精神的支え」の役目を果たしていたと指摘されており、今後の政権運営に悪影響を及ぼす恐れもある。

 ヒックス氏の辞任の理由についてサンダース氏は「政権の外で活躍する機会を求めた」と説明した。

 一方、米メディアによるとヒックス氏は同月27日、下院情報特別委員会の非公開公聴会で政権のロシア疑惑に関し約9時間にわたって事情を聞かれた際、職務の遂行にあたり「罪のない嘘を時々つくことがある」と発言。CNNテレビによれば、ヒックス氏は公聴会の直後、発言についてトランプ氏から激しく叱責され辞任を決断したという。

 ヒックス氏はまた、交際相手だったロバート・ポーター大統領秘書官が元妻らへの家庭内暴力(DV)疑惑の発覚を受けて2月7日に辞任したことに関し、ケリー首席補佐官にポーター氏を擁護するよう進言。ところがその直後、同氏が正式な資格を得ずに最高機密情報を取り扱っていた問題が浮上してケリー氏が批判の矢面に立たされ、同氏がヒックス氏の対応に激怒していたとの指摘もある。

 トランプ政権が昨年1月に発足して以降、広報部長が辞任するのはヒックス氏で4人目。ヒックス氏は政策決定にかかわる職務に携わっておらず、辞任の影響は限定的との見方がある一方、ホワイトハウスでのトランプ氏の言動を知り尽くしていることから、ロシア疑惑の解明を目指すムラー特別検察官が同氏から証言の引き出しを図る可能性が高いとみられている。

写真ギャラリー

  • ドナルド・トランプ米大統領(中央)と言葉を交わすホワイトハウスのホープ・ヒックス広報部長(左)=1月17日、ワシントン(ロイター)
  • 安倍晋三首相主催の晩餐会に顔を見せたホープ・ヒックス・ホワイトハウス広報部長=2017年11月、東京・赤坂の赤坂パレス(ロイター)
  • ドナルド・トランプ米大統領の記者会見中に待機するホープ・ヒックス・ホワイトハウス広報部長(中央)。左はケリーアン・コンウェイ大統領顧問=9日、米ワシントンのホワイトハウス大統領執務室(ロイター)
  • 非公開の情報活動に関する会議を終え、ホワイトハウスを去るホープ・ヒックス・ホワイトハウス広報部長=2月27日、米ワシントン(ロイター)
  • 非公開の大統領情報活動に関する会議に出席した後、車に乗り込むホープ・ヒックス・ホワイトハウス広報部長=2月27日、米ワシントン(ロイター)