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中国、楊晶国務委員を免職処分「重大な規律違反」 李克強首相の側近…習近平主席とせめぎ合いか

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中国、楊晶国務委員を免職処分「重大な規律違反」 李克強首相の側近…習近平主席とせめぎ合いか

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 【北京=西見由章】中国共産党は24日までに、楊晶・国務委員(副首相級)に重大な規律違反があったとして党籍を保留したまま1年間の謹慎とし、公職を免職する処分を決めた。国営新華社通信が同日伝えた。楊氏は李克強首相を支える国務院秘書長を兼務し、また李氏がかつて中国共産主義青年団(共青団)のトップを務めた際の部下でもあり、処分をめぐっては習近平国家主席と李氏とのせめぎ合いがあったとみられる。

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 新華社によると、楊氏は長期間にわたり企業家らと不適切な交際を続け、巨額の利益のために便宜を図り、楊氏の親族が相手側から金品を受け取ったとされる。調査において楊氏が「過ちを認め、悔いている」とも言及した。

 楊氏はモンゴル族出身で、1990年代に共青団の内モンゴル自治区委員会書記を務めたほか、同自治区フフホト市党委書記、同自治区政府主席など内モンゴルを拠点にキャリアを築いた。昨年秋の党大会では慣例の定年年齢に達していなかったが党中央委員に再選されず、一部の香港紙は中国出身投資家の肖建華氏が絡む汚職事案への関与を指摘していた。