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JFK暗殺機密文書、ついに公開 「陰謀論」一掃なるか

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JFK暗殺機密文書、ついに公開 「陰謀論」一掃なるか

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ジョン・F・ケネディ元米大統領(AP) 1/1枚

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国立公文書館は、1963年に南部テキサス州ダラスでケネディ大統領(当時)が暗殺された事件に関する非公開機密文書を26日に公開する。事件をリー・ハーベイ・オズワルド容疑者による単独犯行であるとする公式結論に対する根強い疑念や、一部でくすぶる「陰謀説」を一掃できるのか、逆に新たな「疑惑」を呼び起こすのか、注目が集まっている。

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 トランプ大統領は25日、ツイッターで「長らく待ち望まれていたJFK(ケネディ氏の名前の頭文字)に関するファイルが明日公開される。なんて興味深いんだ!」と書き込んだ。

 今回公開される機密文書には、当時のフーバー連邦捜査局(FBI)長官やケネディ氏のジャクリーン夫人の書簡、一部の陰謀論者が暗殺の「黒幕」と主張するニューオーリンズのマフィア幹部、カルロス・マルチェロ氏に関する中央情報局(CIA)の資料などが含まれていると推測されている。

 歴史家の間では、「単独犯」との結論を覆すような内容は出てこないとの見方が大勢を占めるものの、例えばオズワルド容疑者が犯行の7週間前にメキシコ市に滞在した際の「謎の行動」の真相が解明されるとの期待も出ている。

 かつて旧ソ連に亡命したことがあるオズワルド容疑者は当時、CIAの監視下にあり、メキシコ市でソ連大使館やキューバ大使館の館員らと接触し、ソ連への再亡命の可能性などを探っていたことが、CIAとメキシコ政府による盗聴活動で判明している。

 メキシコ訪問に関する一連の詳細が明らかになれば、同容疑者がキューバやソ連と関連のある「危険人物」であることを米政府として把握していながら、暗殺行為を阻止できなかった「失態」の原因が明らかになる可能性もある。

 

 ジョン・F・ケネディ 1917年、米マサチューセッツ州でアイルランド系の名門一家に生まれる。民主党所属で、上院議員などを経て61年、カトリックとして初の大統領(第35代)に就任。在任中、米ソ核戦争の危険性が高まった「キューバ危機」などに対処。女優マリリン・モンローらと浮き名を流したことでも知られる。63年、テキサス州ダラスで暗殺された。