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マカオで議会選、急進民主派26歳が初当選、反中派の若者の票集め

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マカオで議会選、急進民主派26歳が初当選、反中派の若者の票集め

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マカオ議会選で26歳で初当選した急進民主派の蘇嘉豪氏(中央)=17日、マカオ(AP) 1/1枚

 【上海=河崎真澄】18日のマカオ日報(電子版)によると、17日投票のマカオ立法会(議会、定数33)選挙は18日、開票作業が終わり、直接選挙枠(14)で民主派が現有の4議席を維持した。このうち、急進民主派の蘇嘉豪氏(26)が最年少で初当選した。マカオへの政治的介入を強めている中国共産党政権に反発する若者らの票を取り込んだ。

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 蘇氏は記者団に「若者には無限の力がある」などと述べ、選挙制度の民主化などを求めるマカオの若い有権者の不満を、議会に持ち込みたい考え。香港の若者に広がる「独立論」の影響を色濃く受けた格好だ。

 直接枠のほか、間接選挙枠(12)と行政長官の指名枠(7)がある。間接枠は親中派が全議席を獲得。指名枠は崔世安長官が改めて選任する。新議会の勢力は民主派4、中道派1、親中派が1議席減の28となる見込み。任期は4年。投票率は57%と2013年の前回選挙から2ポイント上昇した。

 1999年12月にポルトガルから中国に返還されたマカオは、香港と同じ「一国二制度」下にある。議会選は5回目。ただ、カジノ業界にかかわる人物の多い親中派が圧倒的な勢力を占める構図に変化はない。