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ベネズエラ制憲議会誕生へ、野党連合はボイコット 反対デモで7人死亡

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ベネズエラ制憲議会誕生へ、野党連合はボイコット 反対デモで7人死亡

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30日、ベネズエラの首都カラカスで、反政府デモ隊との衝突中に上がった火炎を避ける警察官(AP=共同) 1/2枚

 【ロサンゼルス=中村将】政情不安が続く南米ベネズエラで30日、新憲法制定のための制憲議会選挙が行なわれ、即日開票された。国会で過半数を占める野党連合は参加を拒否し、反米左派のマドゥロ大統領派で構成する制憲議会(545議席)が誕生する。独裁色を強めるマドゥロ政権に米国や中南米諸国は懸念を示しており、ベネズエラの国際社会からの孤立が進みそうだ。

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 制憲議会は地域の代表や職業別に選ばれた代表、先住民代表らで構成される。同議会の決定は三権を優越すると憲法で定められ、実質的にマドゥロ政権の意向で政策が決定される。野党主導の国会の立法権は剥奪されるとみられる。

 1999年にチャベス前大統領が、大統領権限の強化を目的に設置し、現憲法を制定した。

 AP通信によると、投票を拒否した野党支持者らは各地で反対デモなどを繰り広げ、治安部隊と衝突。少なくとも7人が死亡した。4月から続く反政府デモに絡む死者は120人以上、負傷者は2千人以上となった。首都カラカス東部では警察官7人が負傷した。

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  • 30日、カラカスで制憲議会選に抗議する人々(ロイター=共同)