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台湾・馬英九前総統を秘密漏洩で在宅起訴 馬氏「法廷で争う」

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台湾・馬英九前総統を秘密漏洩で在宅起訴 馬氏「法廷で争う」

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起訴され、報道陣から質問を受ける台湾の馬英九前総統=14日、台北市内(中央通信社) 1/1枚

 【台北=田中靖人】台湾の台北地方法院検察署(地検)は14日、馬英九前総統が在任中の2013年夏、検事総長から報告を受けた捜査情報を漏らしたとして、通信保障監察法違反(秘密漏洩)などの疑いで在宅起訴した。総統経験者の起訴は3人目。

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 情報漏洩は当時の与党、中国国民党内で対立関係にあった王金平立法院長(国会議長に相当)の失脚を狙ったもので、その後の政争は馬政権の低支持率が回復しない原因ともされた。

 起訴状によると、馬氏は別の立法委員(国会議員)の捜査中、電話傍受で把握した王氏の司法干渉疑惑に関する通話内容を検事総長から報告され、行政院長(首相)らに漏洩。検事総長を通じ通話内容を公表させるなどした疑い。

 国民党主席を兼任していた馬氏は公表を受けて王氏を批判、党籍を剥奪して比例区選出の王氏の立法委員資格を失わせようと試みた。だが、王氏が地位確認訴訟を起こし失敗した。

 当時の検事総長は15年2月に有罪判決が確定。地検は馬氏の総統退任後、捜査していた。馬氏は14日、記者団に「一般的な公務の範囲内で犯罪ではない。最後まで法廷で争う」と述べた。