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【ベルギー連続テロ】ブリュッセルの空港・地下鉄で爆発 当局「テロ攻撃」と断定 34人が死亡

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ブリュッセルの空港・地下鉄で爆発 当局「テロ攻撃」と断定 34人が死亡

ベルギー連続テロ更新

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 【ベルリン=宮下日出男】ベルギーのブリュッセル国際空港で22日午前8時(日本時間同日午後4時)ごろ、大きな爆発が2回あり、地元メディアによると、14人が死亡した。また、欧州連合(EU)本部に近いブリュッセルの地下鉄マルベーク駅でも爆発が起き、ロイター通信は20人が死亡と伝えた。負傷者は計約130人とされる。検察当局は、いずれの爆発も「テロ攻撃」で、うち空港は自爆テロと断定した。

 ベルギーのミシェル首相は記者会見で、「恐れていたことが起きた。無差別攻撃に襲われた」と述べた。ベルギー内務省は事態を受け、「深刻かつ差し迫ったテロの脅威がある」として、国内全土でテロの警戒レベルを上から2番目の「3」から、最高水準の「4」に引き上げた。

 地元メディアの報道によると、空港での爆発は、出発ロビーの重量超過荷物を扱うカウンターの近くと、続いて近くの喫茶店付近で起きた。目撃者によると、爆発の直前に出発ロビーで発砲があり、アラビア語の叫び声も聞こえたという。

 爆発を受け、空港は航空便の離着陸を停止して閉鎖され、利用客は空港から避難した。ブリュッセルの地下鉄、バス、路面電車の運行も全面的に停止された。ロンドンとパリやブリュッセルを結ぶ高速鉄道「ユーロスター」の運行も中止された。EUの欧州委員会は職員らに対して自宅に待機するよう指示した。

 一方、パリやドイツのフランクフルトなど欧州の主要空港も厳戒態勢をとり、フランス政府は警察部隊約1600人を国境地帯や公共交通機関の警備のため増派した。

 欧州では昨年11月、パリで130人が死亡する同時多発テロが発生しており、今回はこれに続く大規模テロとなる可能性がある。

 ベルギーではパリ同時多発テロの実行犯グループの一部が同国を準備の拠点としていたほか、18日には捜査当局が行方を追っていたサラ・アブデスラム容疑者(26)をブリュッセル首都圏のモレンベーク地区で拘束したばかり。