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シー・シェパードリーダー格 女性活動家の入国拒否 法務省、伊勢志摩サミット見据え

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シー・シェパードリーダー格 女性活動家の入国拒否 法務省、伊勢志摩サミット見据え

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 和歌山県太地町で9月1日に解禁されるイルカ漁をめぐり、妨害活動を予告している反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のノルウェー出身の女性活動家について、日本への入国目的を偽った可能性が高いなどとして、法務省が入国を拒否していたことが28日、分かった。入管難民法の規定に基づく措置。

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 活動家は20代でSSのリーダー格。これまでに複数回訪日し、太地町で妨害活動に加担していた。

 関係者によると、女性は今月27日に韓国・釜山から福岡に航路で入国しようとしたところ、訪日目的を「観光」と申請。法務省は過去の滞在中の行動から虚偽の可能性が高いと判断し、入国を拒否した。

 法務省はこれまで太地町で違法行為や悪質な嫌がらせを繰り返すSSのリーダー格の活動家らを15人程度、入国拒否にしているが、今年の漁期にあわせた措置は初めてとみられる。

 SSの活動家が韓国から航路で入国を試みたのは初めてとみられ、日本の入国審査が厳しくなっていることをにらみ、地方の入管当局の対応を試した可能性がある。来年5月には主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や関係閣僚会合が日本で開催される。警察は来日する活動家が治安を乱す恐れがあるとして、SSの動向を注視している。

 さらに、SSは今月末に大阪港に入港する予定のアイスランド産鯨肉を積んだ貨物船に対する抗議活動にも及んでおり、海上保安庁などが警戒を強めている。(佐々木正明)