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【独旅客機墜落】「ドアを開けろ」機長が絶叫 副操縦士はトイレ促し閉め出す 独紙

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「ドアを開けろ」機長が絶叫 副操縦士はトイレ促し閉め出す 独紙

独旅客機墜落更新

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320機の墜落で、独大衆紙ビルトは29日、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が機長にトイレに行くよう促して操縦室から閉め出した後、機長が「ドアを開けろ」と絶叫してこじ開けようとするなど、墜落直前の緊迫した機内の状況を報じた。

 ボイスレコーダー(音声記録装置)の内容に基づくとしている。それによると、スペイン・バルセロナを出発後、トイレに行き損ねたと話す機長に対し、いつ行っても構わないと伝えたルビッツ副操縦士は、機体が正規の高度に達すると「もう行っていいですよ」と促した。

 機体は機長が操縦室を離れた後に急降下を始め、乗客から悲鳴が上がった。機長は「頼むからドアを開けてくれ」と副操縦士に求めた後、何らかの道具でドアをこじ開けようとしたとみられ、「金属で打つ」ような複数回の大きな音や、「このドアを開けろ」と叫ぶ声が録音されていた。

 副操縦士については精神疾患が伝えられているが、さらに視力の問題を抱えていた可能性も浮上。同紙は「重い障害」と伝えた上、「操縦士としての適性が危うい」状態だった可能性を指摘した。捜査当局が詳しく調べているという。

 また、同紙は27日、仏捜査関係者の話として、墜落現場で発見された遺体の断片から、DNA鑑定によって副操縦士の遺体の一部が確認されたと伝えた。