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奈良・大和文華館で「京都の鹿背山焼」の特別企画展

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背を向けた鹿などが表された鹿背山焼の「吹墨手鹿桜紅葉文鉢」(木津川市教委蔵) 
背を向けた鹿などが表された鹿背山焼の「吹墨手鹿桜紅葉文鉢」(木津川市教委蔵) 
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 中国・青(せい)花(か)磁器の日本での広まりと染付磁器の展開を紹介する特別企画展「中国青花と染付磁器-京都の鹿(か)背(せ)山(やま)焼」が、奈良市学園南の大和文華館で開かれている。京都府木津川市鹿(か)背(せ)山(やま)で江戸時代後期~明治時代に作られたが、今ではあまり知られない鹿背山焼など85件を展示している。4月4日まで。

 中国の青花磁器は白地に青い文様が映え、世界各地で愛好されている。日本では青花を手本に染付が生まれた。鹿背山焼は青花を写し、精緻な文様が表された美しい磁器。だが、現在では知る人は少なく今回、地元の西念寺や海住山寺、木津川市教育委員会、京都国立博物館などが所蔵する作品をまとめて紹介することにした。

 展示品のうち、中国・景徳鎮窯の「青(せい)花(か)双(そう)魚(ぎょ)文(もん)大(おお)皿(ざら)」(明時代初期、大和文華館蔵)は水藻の間に遊ぶ双魚を表現し、周囲に牡(ぼ)丹(たん)など花々をつなげた唐草文を巡らせている。鹿背山焼の「吹(ふき)墨(ずみ)手(で)鹿(しか)桜(さくら)紅(も)葉(みじ)文(もん)鉢(はち)」(江戸時代後期、木津川市教委蔵)は背を向けた鹿と桜、紅葉が表され、鹿背山焼を代表する作品の一つだ。このほか鹿背山焼の優品が展示され、貴重な機会となっている。

 大和文華館の瀧朝子学芸部課長は「鹿背山焼は知られておらず、地元の特色を生かした作品が作られたことをもっと知っていただきたい」と話している。

 月曜は休館。入館料は一般630円、高校・大学生420円、小・中学生無料。問い合わせは大和文華館(0742・45・0544)。

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