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「感染者下げて」「ストレスたまる」 関西の緊急事態先行解除に賛否

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JR大阪駅前をマスク姿で行き交う人たち=24日午後、大阪市北区(須谷友郁撮影)
JR大阪駅前をマスク姿で行き交う人たち=24日午後、大阪市北区(須谷友郁撮影)

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、政府が今月末に先行解除する方向で調整に入った大阪、京都、兵庫の3府県で24日、住民から歓迎の声が上がった。一方で、感染者の減少ペースが鈍化する中での解除を懸念する声や、宣言の効果自体を疑問視する意見も聞かれた。

 休みに大阪・ミナミへ遊びに来たという京都府宇治市の会社員女性(22)は「宣言が延びるとストレスがたまり、反動があるので解除は賛成」と歓迎。もっとも感染者がゼロになったわけではないだけに「段階的に規制を緩めるのがいいと思う」と述べた。

 京都市上京区のパート、松林徹さん(65)も「感染状況は落ち着いているし、経済面を考えれば解除は賛成」。宣言解除後も飲食店への時短要請は継続される予定だが、「一律に時間で区切るのは不公平感がある。店の業態や席数に応じた入場制限を導入するなど、より実効性のある規制をすべきだ」と訴えた。

 一方、「バイト先のカフェでは宣言中もお客さんが多く、効果が出ているのか疑問」と話すのは堺市の男子大学生(22)。宣言解除に伴う「第4波」も想定されるとして「外出は極力控えたい」。

 同市の公務員男性(61)も宣言中の人の行動に変化が見えなかったとして「意味はなかったのでは」と指摘し、「特効薬ができるまではコロナと一緒に生きるしかない」とため息をついた。

 3歳から小学4年までの4児を育てる神戸市北区の主婦、川崎沙織さん(36)は「3月は卒園式や歓送迎会が多い季節。解除を急いだことで感染者がぶり返すのでは」と不安そうな表情をみせた。

 以前長女が鼻風邪を引いた際、診療所で発熱患者らが多いのを理由に受診を断られたといい、「子供のアトピー性皮膚炎や風邪が悪化しても、従来通りの医療が受けられない。宣言を解除せずに感染者を下げ切ってもらいたかった。自粛生活は続けるつもり」と話した。

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