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【ワクチンここが知りたい】接種の効果は?

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 新型コロナウイルスワクチンの医療従事者に対する先行接種が17日、始まった。接種は国民の努力義務だが、拒否しても罰則はない。接種した方がいいのか。そしていつ、マスクなしの生活に戻れるのか。読者から寄せられた疑問などを専門家に尋ねた。

 米製薬大手ファイザー製のワクチンは「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」と呼ばれる。主成分は人工合成した新型コロナの遺伝物質だ。

 「効果はかなり高い。必ず接種すべきだ」。近畿大学医学部の宮沢正顯教授(ウイルス感染免疫学)は強調する。宮沢氏によると接種により、体内でウイルスを作る細胞を取り除いたり、抗体を作ったりする効果が得られる。発症や重症化を防ぐことが期待でき、一部変異株にも有効性が確認されているという。

 mRNAワクチンの実用化は初めて。開発の時間の短さも指摘されているが、宮沢氏は「(mRNAワクチンは)がん治療などで長らく研究が進んでいる。臨床試験のデータは透明性があり、安全性も高い」とする。一方、感染予防に効果があるかは分かっていない。接種したとしても、ウイルス自体の体内への侵入は防げないためだ。また効果の持続期間についても明らかでないという。

 「ベネフィット(利益)とリスクを理解した上で、多くの方の接種を期待したい」。河野太郎ワクチン担当相は16日の記者会見でこう述べた。

 重症化リスクの低い若者がさまざまな情報をてんびんにかけ、接種を避ける可能性は否定できない。広島大の坂口剛正教授(ウイルス学)は「ウイルスをなくすことはできない」とした上で、接種などで50%以上の人が免疫を獲得すれば「爆発的な感染を防ぎ、医療機関の逼迫(ひっぱく)も回避できる」。そうした状態を「ゴール」と位置づけ、時短営業などの制限がない日常を取り戻すためにも「多くの人がワクチンを打つことが重要ではないか」と述べた。

 新型コロナウイルスに対するワクチン接種が日本でも始まりました。産経新聞はワクチンに関する疑問・質問を募集します。 ikencorona@sankei.co.jp までお寄せください。

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