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【大阪国際女子マラソン】松田瑞生、親子の絆でつかんだ優勝 「普段泣かないお母さんが泣いていた」

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【第39回大阪国際女子マラソン】優勝を決め笑顔でスタンドの声援に応える松田瑞生=ヤンマースタジアム長居(撮影・岡本義彦)
【第39回大阪国際女子マラソン】優勝を決め笑顔でスタンドの声援に応える松田瑞生=ヤンマースタジアム長居(撮影・岡本義彦)

 「最高に気持ち良かった」。歓喜のゴールの瞬間、松田瑞生(ダイハツ)は右手で誇らしげに胸をたたくと、拳を力強く突き上げた。26日に行われた大阪国際女子マラソンで2時間21分47秒でMGCファイナルチャレンジの設定記録(2時間22分22秒)を突破。「嘘みたいです。頑張ってよかった」と声を弾ませた。

 東京五輪代表選考会となった昨年9月のMGCは4位。大一番のレースで五輪代表の切符を逃したショックは大きく、24歳にしてレース後は引退も考えた。底抜けに明るい元気娘から笑顔も消えつつあったとき、どん底から救ってくれたのが母親の明美さん(54)の言葉だった。

 「やめるんやったら、とことん潰れたらええねん。日本記録を狙いなさい」

 母の強気な言葉が胸をつき、再びマラソンへと気持ちが奮い立った。一度目標を決めたらとことん突きつめる性格であることは母が一番理解している。昨年12月から米国アルバカーキでの高地合宿で今までにない練習量を積む娘の覚悟も知っていただけに、明美さんも「死に物狂いで頑張っているミーちゃんに、頑張れとは言わなかった」と見守り続けてきた。

 2度目の浪速路では、37キロ付近で母の姿を見つけると笑みがこぼれ、ゴールに向けて力が湧いてきた。それだけにレース直後に口から出た言葉は「普段泣かないお母さんが泣いていた。本当にうれしい」。親子の絆が東京五輪を大きくたぐり寄せた。(宇山友明)

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