PR

【大阪国際女子マラソン】2時間22分22秒への挑戦 MGC出場組の雪辱なるか

PR

天満屋の小原怜
天満屋の小原怜
その他の写真を見る(1/3枚)

 東京五輪イヤーの幕開けを飾る「第39回大阪国際女子マラソン」は26日午後0時10分に号砲が鳴る。五輪代表の最後の1枠を争う「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」の指定レースでもある今大会。日本人トップ争いの中心になるのは、昨年9月15日のMGCで不完全燃焼に終わった選手たちだろう。大会のキャッチコピーは「最後は、私。」。覚悟を胸に、果敢にタイムを狙っていく姿勢が求められる。(宇山友明)

 MGCでは優勝した前田穂南(ほなみ=天満屋)と2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が代表切符を手にした。五輪本番でも予想される暑さの中、一発勝負の選考会という重圧をはねのける勝負強さが光った。

 一方、MGCファイナルチャレンジでは、海外勢のスピードに対応するためにも、ハードルの高い記録に挑戦することになる。代表への条件は日本陸連の設定記録「2時間22分22秒」を突破し、ファイナルチャレンジの指定レースの中で最速のタイムを出すこと。勝負の場は、大阪国際と3月の名古屋ウィメンズの残り2レースに絞られている状況だ。

■記録こだわる

 悔しい思いを味わったからこそ強くなれる。大阪国際で設定記録突破に期待がかかるのは、やはりMGCに出場した選手たちだろう。中でも決意を固めてレースに挑むのがMGC3位の小原怜(天満屋)だ。

 3位の選手の場合、ファイナルチャレンジで設定記録の突破者が出なければ東京五輪の代表切符を手にできる立場だが「もう一度チャレンジできるチャンスをもらった」と意欲的。目指すのは設定記録を突破し、堂々と胸を張って東京五輪に出場することだ。

 年末年始もチームの後輩の前田と一緒に米アルバカーキで合宿を積んだ。MGCでは2位鈴木に4秒届かず、2016年リオデジャネイロ五輪出場もわずか1秒差で逃した経験があるだけに、タイムへのこだわりは人一倍強い。

■覚悟を決めた

 MGCで4位に終わった松田瑞生(みずき=ダイハツ)もレース後は競技続行を悩んだ時期もあったが、気持ちを新たにスタートラインに立つ。

 MGCは序盤のハイペースに距離を置く消極的なレースとなった。終盤は盛り返したものの、レース展開を読み切れず実力が発揮できなかった反省もあり「(大阪国際は)自分との戦いという気持ちで走る」と覚悟も強い。

 自身の新たなモチベーションにしているのが、野口みずきの日本記録(2時間19分12秒)更新を目指すこと。序盤からスピードを意識したレースを展開するだろう。

■ぶれない思い

 MGCで見せ場を作れず7位に沈んだ福士加代子(ワコール)も「(東京五輪への思いは)ぶれない」と話す。リオ五輪で14位に終わった悔しさを胸に、最後まで東京五輪に挑戦していく気持ちに変わりはない。

 MGCの結果については「練習が足りなかったのかな」と反省。ワコールにはMGCに出場した安藤友香と一山麻緒もいることから、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら2時間21分30秒を目指す練習を積んでいる。16年大阪国際では2時間22分17秒の自己ベストをマークしている実力者だけに、そのときの走りを再現できれば不可能なタイムではない。

 日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーも出場選手の顔ぶれを見ながら「2時間22分22秒の設定記録をきっと破ってくれると確信している」と期待感を示す。最後の代表切符に近づく選手は現れるのか。大阪国際は今後の女子マラソン界の命運を占うレースになる。

この記事を共有する

関連トピックス

おすすめ情報