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岡山ギョーザで復興支援 西日本豪雨1年

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「ぎょうざ祭り」に出展する「餃子屋とよじ」の炊き餃子=6月25日、岡山市
「ぎょうざ祭り」に出展する「餃子屋とよじ」の炊き餃子=6月25日、岡山市
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 岡山市内で7月5~7日、西日本豪雨からの復興支援イベント「岡山ぎょうざ祭り~恋する餃子に包まれて~」(岡山ぎょうざ王国推進委員会主催)が開かれる。同市は過去1年間でギョーザを提供する店舗が急増し、新たに「ギョーザの町」として名乗りを上げている。売り上げの一部を義援金に充てるといい、実行委は「岡山に空前のギョーザブームが来ている。これを復興支援につなげたい」としている。

「晴れの国を元気に」

 ぎょうざ祭りは岡山市北区の下石井公園で開かれ、県内外から専門店など23店舗が集結、屋台でさまざまなギョーザを提供する。主催者側は「復興を目指して、岡山の食材をふんだんに使ったぎょうざを食べ、みんなで『晴れの国』に元気を取り戻しましょう」と呼び掛けている。

 ギョーザを選んだのは「キャベツの芯など捨てがちな部位も皮で包んで調理でき、食品ロスにつながりにくいことも復興支援の趣旨にかなう」(主催者)ということもあるが、やはり大きいのは、岡山市内でギョーザの専門店が増えていること。主催者によると、市内のギョーザ専門店はこの2年間で11軒増えたという。

 主催者の広報担当、春木香里さんによると、「店舗が増えた原因は不明だが、もともと、ギョーザの町となる素地はあった」。岡山県は柔らかい食感が特徴の「黄ニラ」をはじめ、キャベツ、ホルモンなどギョーザに適した食材の産地なのだ。

 店側はどうか。

 JR岡山駅前の中華料理店「西龍軒」は「これからギョーザがくる」とにらみ昨年4月に開業し、繁華街にある「餃子屋とよじ」は「もともと飲食店の出店を計画していたが、安くてみんなで食べられるギョーザがはやるのではないか」と考え、同年6月にオープンした。

「ギョーザの町」へ

 ギョーザの町といえば、宇都宮市はギョーザを提供している店が300軒以上あり、浜松市も10年前の時点で200軒以上あったのがさらに数を増やしている。

 宇都宮市の場合、昭和62(1987)年の段階で消費金額は日本一。ただ「全国的な認知が広がったのは、平成に入ってから」(同市観光交流課)といい、テレビ番組でギョーザの町として取り上げられたのがきっかけだった。

 大手メーカーの下請け工場が軒を連ねる浜松市では、共働きの世帯が多いため夫婦が夕食の一品としてギョーザを総菜に買って帰る習慣があり、ギョーザ文化を作った-とされる。近年ではイスラム教徒でも食べられる食材を使った「ハラルギョーザ」を作る店舗も現れている。

 岡山ギョーザの知名度は劣るが、例年全国の名物ギョーザが集う「浜松餃子まつり」を開催している浜松市観光・シティプロモーション課の原田憲治室長は「岡山市もぜひ参加して」とエールを送っている。

 ぎょうざ祭りは、5日午後5~9時▽6日午前11時~午後9時▽7日午前11時~午後5時。岡山市北区幸町10の16「下石井公園」で。問い合わせは山陽新聞社サービスセンター(086・803・8222)。

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