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夜通し警戒、北新地は閑散 G20サミット開催の大阪市

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G20サミットが開幕し、普段より人通りが少ない大阪の繁華街・北新地=28日夕
G20サミットが開幕し、普段より人通りが少ない大阪の繁華街・北新地=28日夕

 20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれている大阪市内では28日夜から29日にかけ、首脳らの宿泊先ホテル周辺などで、夜通しの警戒態勢が続いた。

 トランプ米大統領が宿泊する同市北区のホテル周辺では、赤色灯をつけた警察車両が連なり、ヘルメットをかぶった警察官が車や歩行者を誘導。近くの川を警備艇が行き来し、物々しい雰囲気に包まれた。

 ホテルが集中するJR大阪駅前では、夜中も一部で交通規制が行われた。府外から派遣された警察官が路上にカラーコーンを置き、通行人らに「どちらに行きますか」と声をかけていた。

 中国の習近平国家主席の宿泊先ホテル周辺では、ホテルに続く路地に移動式の柵が置かれ、車両の進入をストップ。警察官がホテル方面へ向かう歩行者や自転車をすべて止め、かばんの中をライトで照らして所持品を調べていた。

 勤務先から帰宅するため、28日深夜に近くを通った兵庫県宝塚市の男性会社員(43)は「電車の時間があるので通れるか心配だった。警備の厳しさは感じるが、優しく対応してくれているので不安はない」と話していた。

 近くの繁華街・北新地は28日夜、金曜日にもかかわらず人通りは少なかった。付近を巡回する警察官の姿もみられ、ラウンジの男性従業員は「金曜日にこれだけ人通りが少ないのは見たことがない。商売的には苦しいが、サミットが終わるまでは仕方がない」と漏らしていた。

 一方、大阪・ミナミは外国人観光客らでにぎわっていた。ほとんどの店舗が通常通り営業しており、飲食店の男性従業員(43)は「G20があるからといって大きな変化はない」と話していた。

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