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ナイトカルチャーで外国人呼び込め 大阪・道頓堀の小劇場の挑戦

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6月から夜公演を始めたミュージカル「GOTTA」。大阪の「食」をテーマとしたキャラクターが熱演する=6月、大阪市中央区
6月から夜公演を始めたミュージカル「GOTTA」。大阪の「食」をテーマとしたキャラクターが熱演する=6月、大阪市中央区
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 大阪・道頓堀の小劇場「道頓堀ZAZA」で公演中のミュージカル「GOTTA(ゴッタ)」が6月から夜公演を試験的に行っている。訪日外国人の観光地として定着した道頓堀だが、気軽に楽しめる夜のエンターテインメントが少なく、新たなナイトカルチャーを生み出したい考えだ。外国人客の需要が高い夜の娯楽の充実で支出の増加も期待でき、経済界や行政などで後押しする動きも広がっている。

 GOTTAは、道頓堀のシンボル「くいだおれ太郎」で知られる中座くいだおれビル内の小劇場で昨年開幕した。

 歌舞伎役者をイメージした主役と三味線奏者、太鼓奏者らが活躍し、怪物と戦うというシンプルなストーリーで、訪日外国人に親しめるよう、せりふをできる限り減らしている。プロジェクションマッピングを駆使しながら、たこやきや串カツ、てっちりなど、道頓堀ならではの食文化も折り込んでいるのも特徴。タップダンスやレビューでも魅せる。

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 公演の通常料金は1800円だが、大阪観光局が発行する「大阪周遊パス」の無料入場対象になっているため、昼の3公演は、訪日外国人らでにぎわっている。

 6月から午後7時の夜公演も始めた。運営するバイタルアートボックスの吉元常洋社長は「外国人にとっては、道頓堀は食と買い物の街。国内外のお客さんがエンターテインメントを楽しめる街にするために、夜公演にも力を入れていきたい」と意気込む。

 外国人客はナイトカルチャーへの関心が高いとされる。2025年大阪・関西万博などの国際イベントや、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を進める大阪にとっては、さらなる誘客や消費の促進につながり、テコ入れしたい分野だ。

 大阪商工会議所は平成24年度までの10年間、午後7時半以降開演のレイトショーの普及を目指した自主事業「大阪ナイトカルチャー事業」を実施。大阪市内で楽しめるレイトショーを紹介するほか、人形浄瑠璃などの上方伝統芸能を楽しむ独自のイベントを開催し、夜の娯楽の充実を図ってきた。

 また、大阪府も、夜を楽しむ観光事業を支援する補助金事業を実施し、ユニークなコンテンツの発掘、創出を進めている。

 大阪観光局MICE推進部の東條秀彦MICE専門官は「国際都市として誘客するには上質なナイトカルチャーの創出は必須。さまざまな取り組みが広がり、本格的なナイトカルチャーへのつながりに期待している」と話している。

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