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【橋本奈実の芸能なで読み】宝塚歌劇団の元星組娘役トップ、妃海風の退団後に変わったこと

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ライブのPRで来阪した宝塚歌劇団の元星組娘役トップ、妃海風
ライブのPRで来阪した宝塚歌劇団の元星組娘役トップ、妃海風
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 宝塚歌劇団の元星組娘役トップ、妃海風(ひなみ・ふう)さんに久々にお会いしました。5月23日、大阪市北区のビルボードライブ大阪で行われるライブ「マジック・オブ・ジャズ」のPRでの来阪。関西のテレビ番組にもたくさん出られたようで、ライブはもちろん、ナニワや宝塚話にも花が咲きました。

 ライブのテーマは、オシャレな会場の雰囲気に合わせたジャズ。が、その中の“裏テーマ”は「“あ、知ってる!”(笑)。前奏を聴いただけで、皆さんが、知っている!って曲が多いです」と妃海さん。

 ミュージカルのナンバーやポップスのヒット曲、宝塚時代に出演したミュージカル・ナンバーのジャズアレンジも。「しっとり聞くだけじゃなく、ビッグバンド寄りのノリのいいジャズなど、私らしい明るく盛り上がれる曲もあります」

 会場のビルボードライブ大阪は、相手役を務めた元星組トップの北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん、専科の轟悠(とどろき・ゆう)さんもライブを行った場所。いずれも鑑賞し、良質の音楽と、会場の雰囲気、客席との距離の近さ、おいしい飲食に「すごく興奮した」と話す。

 「誰かとともに、おいしい食事とお酒、良い音楽を味わうって最高のマリアージュで、“特別な夜”な感じがする。その幸せを一緒に味わってもらえたら」

 今回、妃海さんは会場で味わえるカクテルをプロデュースした。アルコールとノンアルコールの2種類で詳細は当日のお楽しみだが、「色合いはどちらもピンク色。大人な気分も味わって」とほほ笑んだ。

 サービス精神旺盛で、ファンとの交流の場「お茶会」でも4、5着は衣装を着る妃海さんだが、今回のライブは1着の予定。「いつもは、べらぼうにしゃべって歌って着替えて、とドタバタですが。今回はゆとりを持って、大人の落ち着きをお見せすることに挑戦したいと思っています」

 2016年秋に宝塚歌劇団を退団して約2年半。「考え方がずいぶん変わりました。少し力が抜けたと思います」。もともと地声は低い。が、宝塚は女性が男役を務めるゆえ、娘役の自身は「歌声はもちろん、普段の話す声も1段階、グッと上げていた」という。

 さらに普段の、女性としての生き方も同様だったそう。「常により女性らしくあろうと意識して作りあげて。それが宝塚の美学。作っているという意識すらなかった」と振り返る。

 退団後、出演した舞台で、あこがれの高田聖子さんと共演した。稽古場での高田さんや田中圭さんたちの“力の抜けた生き方”に驚くとともに影響を受けた。「普段、眠いときは眠いと口にする。まったく、飾らないんですよ。でも芝居はしっかりと決める。格好いいなと思いました」

 それまでの自分は、常に「今日も頑張ります!」と全力投球だった。“ポジティブなふうちゃん”が自分自身だと思っていた。だが、苦しい日もある。

 「今はそんな自分もいいと思えるように。自然体の私を回りやファンの皆さんも受け入れてくれた。清く正しく美しくのもと、ありのままで生きることのすてきさを味わっています」

 今月12日、節目の30歳となった。昔から、早く格好いい40代、50代の女性になりたいと願っていたそう。その理想に向け、最近、アコースティック・ギターと英会話を習い始めた。

 ギターは高校時代に経験があった。「今は長渕剛さんの楽曲オンリーなので洋楽も学んで。40歳までに、ざっくりしたポニーテールに結んで、たき火の近くでギター鳴らす格好いい女性になりたい」とほほ笑む。

 英会話を学ぶキッカケは、定期的に出演するようになった関西の情報番組。海外ロケで、収録の合間に外国人と話す機会が増えた。英語に苦手意識があるそうだが、かなりの話し上手でコミュニケーション能力が高い妃海さん。なんと「ノリだけで大体、1時間は話せる。でもそれは“特殊能力”だと言われたので、きちんと習いたいと」

 高い歌唱力ゆえ、“耳”がいいからか、相手の言葉の内容はある程度、把握できるそう。「でも分かる、分かるとしか言えないから。単語を覚えて、もっと内容ある話がしたいから」

 今回のライブは英語で歌う楽曲が多く、「今は習い始めたばかりなのでまだまだですが。40歳には私、デキる女になっているから、と(宝塚の)同期に言っています」と笑った。

 このライブのPRで関西のバラエティー番組にも出演。毎日放送の「せやねん」に出演した。吹田市出身の大阪人。芸人がそろう番組に「末成由美ねえさんが隣に! 大感動でした。面白いし、キレイでプライベートも充実した格好いい女性。理想です」

 退団後、日々の暮らしの大切さを感じる。公演続きで多忙な宝塚時代は時間に追われ、食事は二の次、家事も効率を優先した。自分の時間が増えた今は、洗濯物のシワを伸ばすこと、洗った皿をきちんと収納することも楽しい。「日常をおろそかにせず、ていねいな生き方をすると、その日1日が、すべてが変わる」

 仕事はジャンルを限定せず、幅広く柔軟に臨みたいそう。「舞台を軸にドラマもバラエティーも、結婚も。結婚の予定はまったくないですが」と笑わせた。

 「人生何が起こるか分からない。でも運命の“流れ”がきちんと来ると思うので。人と日常を大切に、流れに乗っていきたいです」

 すごく心洗われる取材で、多くの金言をいただきました。妃海さんよりかなりお姉さんの私も、格好いい中高年を目指します。

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