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【大学発】まちづくりにも貢献 大阪芸術大(下)

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大阪芸術大芸術学部デザイン学科の橋本健二講師
大阪芸術大芸術学部デザイン学科の橋本健二講師

 大阪芸術大学芸術学部(大阪府河南町)は企業や自治体とタッグを組み、さまざまな産学連携プロジェクトを展開する。デザイン学科は「デザインプロジェクト」という授業の一環で行っており、昨年は空間デザインとグラフィックデザイン両コースの学生が資生堂大阪ビル(大阪市中央区)のウインドーアートのデザインに挑戦した。学生が参加する意義は何か。指導する同学科の橋本健二講師に聞いた。

 --今回のプロジェクトが実現するきっかけは

 「資生堂のディスプレーアートは東京の銀座ビルがデザイン界でも特に有名だ。大阪ビルも昔は1階エントランスのショーウインドーを多彩な意匠で飾りつけていたが、二十数年前に途絶えてしまった。そこで、若手社員が中心となってディスプレーアートの復活を企画し、デザイン学科が協力することになった」

 --学生はどんな活動を?

 「過去の作品集を見てイメージを膨らませ、ディスプレーの大きさを測って立体空間を体験する。それをもとに学生から出されたデザインを集約した。資生堂の企業イメージの赤を基調にクリスマスツリーやリボン、風船をあしらい、プレゼントを開けるときのワクワク感を表現した。学生がディスプレーの素材を買い付けた」

 --学生が参加する意義は?

 「学生に接すると個性の均一化を感じる。デザインもパソコンを使った作業が中心のため、授業ではできる限り多様な現場を体験させている。自分らしさを出せるよう限界まで挑戦してもらいたいが、一方で企業とタッグを組めば、商業デザインには一定の制約があるという現実的な視点も見えてくるはずだ」

 --今後に期待することは?

 「学生の創造力やアイデアを生かしながら、企業と一緒に一つの目的に向かって切磋琢磨(せっさたくま)してほしい。さらにまちづくりにも貢献できればすばらしい」

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