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漁船沈没事故で賠償命令 船主に2億7千万円、鳥取

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 松江市沖で2016年に底引き網漁船「大福丸」(76トン)が沈没し、乗組員6人が死亡、3人が行方不明になった事故で、遺族15人が船主の水産会社「大福水産」(鳥取県岩美町)側に安全配慮義務違反があったとして計約5億1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、鳥取地裁(藤沢裕介裁判長)は22日、約2億7千万円の支払いを命じた。訴状などによると、事故は28年12月14日に発生。日本海にいた大福丸がエンジントラブルで停止し、別の船にえい航され鳥取県境港市の境港へ向かう途中、強風や高波を受け転覆、沈没したとみられる。

 遺族側は、船が老朽化していたにもかかわらず、大福水産が適切な点検や整備をしていなかったなどと主張。同社は年に1回全体点検するなど保守は適切にしていたと反論し、請求棄却を求めていた。

 事故を巡っては、死亡した船長が30年に業務上過失致死容疑などで書類送検されたが、容疑者死亡で不起訴となった。

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