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【シネマプレビュー】ブラック・クランズマン

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スパイク・リー監督「ブラック・クランズマン」から(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
スパイク・リー監督「ブラック・クランズマン」から(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.

 「マルコムX」のスパイク・リー監督が、実在の黒人警官の回想録を基に、娯楽性と社会性が詰まったサスペンスコメディーを紡ぎ上げた。昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞に次ぐグランプリを受賞したほか、今年の米アカデミー賞では脚色賞を獲得。受賞スピーチで「われわれの先祖に称賛を贈る」と語った後、自らの代表作のタイトルをもじって「ドゥ・ザ・ライト・シング!(正しいことをしよう)」と呼びかけた感動の場面は記憶に新しい。

 1970年代半ば、米コロラド州の警察署に入ったロン(ジョン・デビッド・ワシントン)は白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の広告を新聞で見つける。電話口で白人になりすましたロンは相手に気に入られ…。

 黒人の刑事がどうやってKKKの潜入捜査を行うのか。その興味を、アダム・ドライバー演じる相棒役を絡ませて巧みに引っ張る。KKK内の人間関係などでさんざん笑わせたあげく、差別問題は決して過去の話ではないと印象づけるリー監督の手腕に舌を巻いた。22日、東京・TOHOシネマズシャンテ、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。2時間15分。(藤)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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