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大阪ダブル選 識者はどう見る「合理的」「党利党略」

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大阪府知事選が告示。聴衆に支持を訴える候補者=21日午後、大阪府吹田市(前川純一郎撮影)
大阪府知事選が告示。聴衆に支持を訴える候補者=21日午後、大阪府吹田市(前川純一郎撮影)

 11道府県知事選が21日に告示され、始まった統一地方選。大阪は、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の是非を争点に、知事・大阪市長の入れ替えダブル選となる。識者はどう見ているのか。

 中央大学の佐々木信夫名誉教授(行政学)の話「大阪府知事・市長のダブル選を統一選に合わせることで選挙のアナウンス効果が高まり、コスト面を考えても合理的だ。全国的に統一選の話題がない中、大阪の選挙が一身に注目を集めそうだ。都構想の是非を問う住民投票に向けては、大阪維新の会と自民党で知事と市長を分け合う結果では意味がない。府市の財政規模は似ており、現状では県の中に県があるような状況だが、大阪の中に2人の司令塔はいらない」

 立命館大学の村上弘教授(地方自治)の話「大阪維新の会の党利党略のための選挙だ。維新候補が知事と市長の立場を入れ替えて当選したとしても、職務の継続性が失われ、問題が起こるだろう。常識的には考えられない。大阪都構想は大阪市をなくし、市の業務を府に任せるという、大都市自治を否定するもの。実現すれば、市の政策力や住民サービスは低下する。選挙では都構想の是非が争点となり、各政党が力を入れて支援するため接戦が予想される」

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